イブニングドレスのTPO

一口にドレスと言っても様々な種類がありますが、どういったシーンでどんな種類を着るべきかご存知ですか?
日本では欧米に比べ、あまり明確なコードはありません。ですが本来の着ていくべき時、場所をご紹介しましょう。

ローブ・デコルテ。日本でも有名な、大きく胸元が開いた袖の無いロングドレスです。
種類としてはイブニングドレスにあたり、基本的に夜の礼装です。
欧米では歌劇場が華やかな場合が多く、オペラやバレエは勿論、現代劇でも正装で観劇する決まりのある所もあります。観劇後はそのままレストランでの食事に。他にも豪華客船に代表されるクルージングのディナーでは、やはり望ましいとされます。
そして正式なパーティーでは、ローブ・デコルテを着用し、開いた胸元は夜のライトアップに輝く華やかなネックレスで飾り、生地の上ではなく素肌につけるのがマナー。ネックレスの他にも指輪、イヤリングの3点セットがアクセサリーのお約束です。セットといっても3種類という意味ではなく、同じ意匠、つまりデザインが同じ、お揃いのアクセサリーを3点セットでつけます。
靴はヒールのあるパンプスを合わせ、素材はドレスと共布の物を用意されると格式が高いとされます。
それからロンググローブを。長さは肘上と決まっています。

ドレスは生地をたっぷり使ったとても華やかな、そして全てを身につけると女性の魅力を引き出す美しい装いです。